よい仕事、よい人生、よい未来
2020年までの19年間、英国企業の日本代表を務めました。従前から「よい仕事がよい人生をつくり、そしてよい未来をつくり出す」との信念を持っておりました私は、それを実現するために、自分自身および社員の「自分の頭で考え出す力=自分らしく働く力」を徹底的に高めることに努めました。
結果、日本支社は同19年間で、売上を15倍、利益を19倍に拡大させることができました。「社員の残業ゼロ」で実現した成果です。各社員はよい仕事をすることで自信を高め、収入も増やし、プライベートにおいても充実した生活を送れていたようです。まさに、「よい仕事がよい人生とよい未来を創る」の実例となってくれました。
私が「社員の残業ゼロ」にこだわった理由は、就業時間以外の生活にこそ働く動機があるという考えからです。人は働くために働くのではなく、人生を楽しむために働くのです。いくら高い収入を得たとしても、それを使って楽しむ時間がなければ意味がありません。その考えから、社員には常に「趣味を持て」と言ってきました。
私の言う「趣味」とは、何かスカッとすることではなく、上達や習熟を楽しむもの、つまり熱中できるものです。そうした「趣味」は仕事に活かせる多くの学びを提供してくれるます。また、それに充てる時間を確保しようとするため、労働生産性を高めてくれます。趣味に必要なのは時間だけではありません。お金もかかります。これが、まさに働く動機となるわけです。
私自身、常に熱中する趣味を持ち続けてきました。その昔はジャズ演奏、その後はロードバイクに熱中し、それからルアーフィッシングにどっぷりはまり、今はサーフィンです。実際、それの趣味から多くを学び、それに充てる時間とお金を確保すべく、自然と仕事力を高める努力をしてきました。
いつしか私も50歳を超え、自分の中に積み上がった思考法や仕事術、さらには人生観のようなものを広く世に紹介したいと考えるようになりました。日本のビジネスを変え、よりよい未来を創る。その一助とすべく、自分がこれまでに培ってきたものを広く世の中に供したい、などと大それたことを考えたわけです。そして、それを実行すべく、三田ビジネス新思考研究所を立ち上げました。 当社では現在、二つの事業を展開しています。ひとつは、ビジネスリテラシーを高めるための思考術をオンラインコンテンツとして提供するシゴトロジー事業。もうひとつは、私の趣味であるサーフィンがより楽しくなるアイテムを企画販売するSURFNICE事業です。いずれも、「よい仕事、よい人生、よい未来」の一助となることを目的とする事業です。私どものサービスが皆さまのお役に立てましたら、大変嬉しく思います。
三田ビジネス新思考研究所 代表 三田真己
略歴

資源価格査定機関として知られる米国McGraw-Hill社(現S&P Global社)で市場経済アナリストとしての基礎を築いた後、同業の英国Argus Media Limited社で日本代表を19年間務める。Argus Media Limitedでは日本支社の経営責任者として就任期間中の売上を15倍、利益を19倍に拡大させる傍ら、民間企業のみならず国営事業体の事業投資、市場参画、投資性判断にかかるコンサルティング業務もこなす。コンサルタントとして携わったプロジェクトの事業総額は1兆円を超える。2020年に日本代表職を譲り、相談役に退いた後、2024年4月退社。1970年生まれ。青山学院大学経済学部卒。趣味はサーフィン(奮闘中)。